スネーク・アイズ : Snake Eyes (1998)

1万4000人の群衆の中で暗殺された国防長官をめぐる陰謀に巻き込まれた刑事の姿をスタイリッシュな映像表現で描いたスリラー。監督・製作はブライアン・デ・パルマ。脚本は、デビッド・コープ。製作総指揮は、ルイス・A・ストローラ。撮影は、スティーブン・H・ブルーム。音楽は、坂本龍一。美術は、アン・プリチャード。衣裳はオデット・ガドリー。

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ニコラス・ケイジ、ゲイリー・シニーズ、カーラ・グジーノ、ジョン・ハード、スタン・ショウ、ケヴィン・ダンほか。

スネーク・アイズ : Snake Eyes (1998)のストーリー

アトランティック・シティ。地元の刑事リック(ニコラス・ケイジ)は、ケチな汚職警官。1万4000人もの観客がつめかけたボクシングの試合に、旧友のケヴィン・ダン中佐(ゲイリー・シニーズ)の招きでやってきた。ケヴィンは国防長官の警護を務める国防省のエリートで、リックの唯一の誇りだった。ところが、チャンピオンがKOされたその時、国防長官が何者かに撃たれる。たまたま持ち場を離れていたケヴィンをかばうため、リックはその場を取り仕切る。事件の時、国防長官の隣にいたブロンドの女、ジュリア(カーラ・グジーノ)を探すリック。しかし、事態に不審を感じたリックは、試合中の録画テープを巻き戻し、ボクサーが八百長に関与していたのではないかと疑う。彼を問い詰め、八百長を白状させたリックは、この試合が国防長官暗殺のために仕組まれた陰謀だと気づく。

スタジアムに隣接したカジノ・ホテルへジュリアを追ったリックは、彼女から新型兵器に関する軍需企業の不正を聞く。彼女は不正の証拠を国防長官に渡そうとしていたのだ。親友のケヴィンが事件の黒幕と知ったリックは苦悩する。ケヴィンはジュリアとリックを消し、すべてをもみ消そうとするが、間一髪という時に警察の車が突っ込んでくる。立場が逆転したことを知ったケヴィンは自殺。リックは一躍ヒーローになるが、以前の汚職や暴力沙汰が発覚し、妻子にも去られ、有罪が確定してしまう。スタジアムの前で、再会するリックとジュリア。ジュリアは「あなたが戻ってくるのを待っている」と言うのだった。

関連記事

  1. レイジング・ケイン : Raising Cain (1992)

  2. ファム・ファタール : Femme Fatale (2002)

  3. 悪魔のシスター : Sisters (1973)